お墓と現代人4  合葬墓のあり方と運営の真意。

東京都豊島区にある「もやいの碑」(高野山真言宗功徳院境内)には、合葬墓石があるといいます。

もやいの碑というのは墓碑名で、会の名前は「もやいの会」。

会員組織になっていて、入会時に本人の意思を確認し、葬式や遺骨の引き取り、永代供養、合葬など一式の世話をしてくれるNPO組織です。

いわゆる任意後見・生前契約受託機関として組織が機能している形で、単身者の死亡にともなう弔いを何とかしなければという思いから活動がはじまったといいます。

合葬が基本なので故人の墓石を建てるという前提はありませんが、合葬墓石であるが故に単身者でも無縁仏になることはありません。

永代供養は、納骨者名がデータベースに登録され、碑前のディスプレイに専用カードを挿入すると墓参できるという形式です。

分骨は小骨壷に納めて永代に安置され、残りは骨袋に納めて合葬されます。

毎年2回、6月と12月に合同慰霊祭が実施されます。

自宅や外出先からでも携帯電話で墓参できるというのも1つの特徴で、遠距離だから墓参できない、あるいは忙しいから行けないといった親族・友人でも、ひとまずは故人とのつながりを保つことができます。

またこのもやいの会では、月例会や勉強会、会員どうしの旅行会なども行われていて、会員相互が生前から交流を深められるように工夫さています。

合葬墓石、共同、無縁仏化の解消といっても、究極のところは形式ではなく、運営母体の理念や質が大事~。

ご紹介したようなNPO組織であれば、合葬も形式で片づけるビジネスとはならないでしょう。

今後もこうした組織が増えることをベガWEBライターばかりです。

なおご紹介したもやいの碑(合葬墓石)の永代供養料金は一体10万円で、これには永代供養料の他、使用料・納骨料・名板データ作成費、それに専用骨壷代が含まれています。

その他、入会金は1万円・年会費は2000円(生前のみ)となっています。